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Miles Davis - "In A Silent Way"

2013-09-23 (Mon) | 19:39

 1つ告白しておくと........

 色々とあって、暫くの間 "素晴らしい音楽" についてのレビューめいた記事は意図的にストップしていたんだ。

 何だか「虚しさ」と「怒り」を得る為に時間とコストを掛けているのが堪らない気持ちになったんだ。

 何処までも広がらない "音楽の大海に浮かぶ壮大なリンク" を辿る勇気とヤル気を持ち合わせた人達の輪と、その大海にドップリと浸かった僕の "脳" を自分の "お楽しみ" に利用してほくそ笑む輩達の事だ。

 でも、このアルバム(↓)の "人性訓を凝縮したような静けさ"と "強力なビタミン剤並みに豊かなハーモニー" にじっと耳を傾けていたら、自分自身とほんの一握りの "ホンモノさん" に向けて書けばいいのだという気持ちに落ち着く。

 だから........また書こう。


 僕にもし1枚だけ大好きなジャズ・アルバムをチョイスさせたら、恐らく聴いた回数から言ってこのアルバム(↓)を選ぶと思う。



Miles Davis - In A Silent Way
Miles Davis - "In A Silent Way"



 僕がこの偉大なるジャズ・アルバムに巡り会ったのは、以外と遅くてね。

 そう、2000年代に入った頃、僕が35~6歳の頃だったと思う。

 何度も "モノの本" でジャズの名盤だと書かれてあったのは読んでいたけど、その頃まではジャズ自体をさほど聴いていなかった事もあり、聴いた事はなかったんだよね。

 若い人達には、次作のゴツゴツのアフリカ的ファンク・フィール満載のこれまた超名盤 "Bitches Brew" (↓)の方が取っ付き易いと思うし、実際僕も "Bitches Brew" の方は既に聴いていたんだよね。


Miles Davis - Bitches Brew
Miles Davis - "Bitches Brew"



 でも、何かの拍子でこの "In A Silent Way" を聴いたら、もう抜けられなくなっちゃった。

 この1969年にリリースされた "エレクトリック・ジャズ"-----所謂 "フュージョン" という呼び名には猛烈な違和感を持つ........だって、何だか僕が死ぬ程嫌で恥ずかしく感じる "歌のない歌謡曲" 的な日本の "アノ手の" のバンドを思い出させる-----のスタート地点を歴史に刻んだこのアルバムでは、チック・コリアやハービー・ハンコック、ジョー・ザヴィヌル等による多重的キーボード・サウンドが、一種の環境音楽やプログレッシブ・ロック的なニュアンスを感じさせつつ、後のゴリゴリのアフリカ的ファンクとは違う「芳醇な静寂感」を供給している。

 でも、そこにマイルスの息を飲むようなトーンのトランペットが乗れば、"ジャズ的郷愁感" へと僕を連れ戻す。

 つまり、その "ジャズ的郷愁感" と環境音楽やプログレッシブ・ロック的なニュアンスとの「振れ幅」こそが、このアルバムにおける絶妙なダイナミズムを演出しているんだと思う。

 因みに、所々で味わい深いギター・ソロを取っているのはジョン・マクラフリン。

 後のマハヴィシュヌ・オーケストラにおけるジャズ・ロック的な演奏とは違うフィーリングなので、この英国ジャズ・ギタリストの懐の深さも垣間見えるというものだ。

 又、この完璧な音像と展開を作り出したプロデューサーのテオ・マセロの力量とテープ編集技術力も特筆に価すると思う。

 あと、聴くずっと前からこのアルバムは、ローラ・ニーロの大ファンである僕にとっては、ローラが名盤 "New York Tendaberry" をコロンビア・レコードのスタジオでレコーディングしていた頃に同じスタジオでこの "In A Silent Way" をレコーディングしていたマイルスに色々なアドヴァイスを受けていたという逸話で心に引っ掛かっていたアルバムでもあったんだ。


 さて、このアルバムのA面を費やして収録されているこの曲(↓)を紹介しておいて今日はペンを置く事にしよう。




Miles Davis - 'Shhh/Peaceful'

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