FC2ブログ

スポンサーサイト

-------- (--) | --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Thunderclap Newman - "Hollywood Dream"

2013-09-27 (Fri) | 23:04

 最近、ポール・マッカートニー率いたウィングスが1976年にリリースしたアナログ3枚組ライヴ・アルバムのデラックス・エディションがリリースされて、色んな音楽誌で特集されていたよね。

 僕も中学生の頃よく聴いてたんだよね。

 で、思い出したのがその当時のウィングスのリード・ギタリスト=ジミー・マッカロックがそのキャリア初期に在籍していたサンダークラップ・ニューマンというイギリスのバンドの事。

 彼らは 'Something In The Air' (↓)というたった1曲の大ヒット曲と1枚の素晴らしいアルバムを残してだけで解散した幻の名バンドともいえるんだ。




Thunderclap Newman - 'Something In The Air'



 ホレボレする実に良く出来た曲だよね。

 この曲は、上記のように1969年に全英No.1となった大ヒット曲だ。


 そして、この曲が収録された彼らのたった1枚の素晴らしいアルバムがこれ(↓)だ。



Thunderclap Newman - Hollywood Dream
Thunderclap Newman - "Hollywood Dream"



 この1969年にリリースされた名盤はザ・フーのピート・タウンゼントのプロデュース作であり、且つ、ピート自身がベースを演奏してレコーディングされた事が "そのスジ" では知られている。

 このアルバムを購入した時の事は、例の如く、よく憶えている。

 19歳生の時に、大学の夏休みに実家に帰省した折に、久留米のアーケイド街にあるレコード屋さん(名前は覚えてないけど、あの店はまだあるんだろうか?)で購入したんだ。

 当時はもう既にザ・フーの大ファンになっていたはずで、恐らくレコード帯にピート・プロデュース作とでも印刷してあったんだろう。

 じゃなきゃ、こんなバンドは知らなかったはずだから、何故購入したのか理由が付かない。

 で、実家にいる間ずっと聴いていてその素晴らしさを味わっていたんだ。

 間も無く大学のあった大阪へ戻る日が来て、ステレオセットでこのアルバムを録音したカセットテープをウォークマンにセットして、福岡空港から伊丹空港へのフライト間中繰り返し聴いていた........

 そう、空の景色を掻き分けて進む飛行機----正しくin the airだ!-----の中でね。

 ずっと後になって知ったんだけど、僕がフライト中に持ったそんな感覚もあながち間違いではなかったんだよね。

 だって、何でもこの曲、当時、航空会社のTVコマーシャルに使用されていたらしいんだ。


 で、このバンド、曲を書いているのは、ドラマーでありボーカルやリズム・ギターを担当しているスピーディ・キーンというミュージシャン(ジャケットでサングラスを掛けている)だ。

 ピートと親しくしていた友人だという話を聴いた事があるけど、実際この人、ザ・フーのこれまた名盤 3rdアルバム "The Who Sell Out" のサイケデリックなオープニング・ナンバー 'Armenia City In The Sky' を書いたりしている。

 それに、リード・ギターのジミーとバンド名の由来となったジャズ・ピアニスト-----故に曲の途中にジャズ・ピアノ・ソロが挿入してある-----であるアンディ "サンダークラップ" ニューマン(ジャケットでパイプ咥えているヒゲ面のオヤジ)の3人構成のバンドだ。

 基本的にその3人にピートのベースでレコーディングされたわけだけど、それにしてもピートのベースが笑っちゃう位彼のリード・ギター演奏時の手クセ満載だね。

 又、XTCの1986年リリースのトッド・ラングレンがプロデュースした超名盤 "Skylarking" 収録の佳曲 'Glass' はこの曲に影響されて書かれた事が知られている。

 あと、ムーンライダースの鈴木慶一の元奥さんでもあるドラマーの鈴木さえ子のカヴァーもあったりする。


 残念ながら、YouTubeにはこの唯一のヒット曲ばかりUpされており、その他数々のアルバム収録曲がないんだよね。

 そこで、僕なりに表現すれば、この名盤、ヒッピー・ムーブメント/サイケデリック一色の当時のシーンに衝撃を与えたザ・バンドによる"ビッグ・ピンク・シンドローム"に位置づけられるような「シンプルだが味わい深い曲」を英国田園風景と同時にビートニクが愛したモダン・ジャズのほのかな匂いに彩られたフォーク・ロックとでも言えばいいのかな?


 残念ながらジミーはウィングス脱退後にスモール・フェイセス再結成に参加したりもしたけど、1979年オーヴァードーズで死んでしまっている。

 スピーディ・キーンはソロ活動を続けながらプロデューサー業も手がけ、ジョニー・サンダース & ハートブレイカーズのデビュー・アルバムを製作したりした。

 で、何とアンディが2010年に全く別のシロモノの"ニュー"サンダークラップ・ニューマン(リズム・ギターにはピートの甥が参加!!)を組み、ニュー・アルバムまでリリースしている。

 そちらの方はまったく耳にした事はないけど........

 兎に角、素晴らしいアルバムなので、'Something In The Air' にピンと来たらぜひアルバムを聴いてみてほしい。


 ではおやすみ。

コメント

コメントの投稿

非公開コメント


Profile

Wizard

Author:Wizard

Massage Board

★Warehousefull Of Soul★

過去から最新のものまでに至る膨大なWizardのレコーディング・アーカイヴから その音源をありのまま ここ にアップ

★Live Information★

病気の後遺症の為、ソロ・ステージは引退させて頂きました。
Thanks, folks

★Wizard の本棚★


ブクログ
少しずつ整理整頓してみたいと思います。

E-Mail to Wizard

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。