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アラン・トゥーサンの思い出

2015-11-22 (Sun) | 23:13

 思い起こせばあれは1988年7月ではなかったろうか?

 僕は一部上場某楽器メーカーの営業として社会人1年目の夏の事だったと思う。

 当時の僕は千葉県松戸市という東京都と千葉県を分けている江戸川沿いの千葉県側に住んでいたんだ。

 川を渡ればそこは葛飾区で、水戸街道=国道6号線沿いのマンションに住んでいた僕にとって都内は車で4~5分という感覚だったんだけど、それはあくまでも葛飾区を対象とした話でね。

 そんなある日、音楽誌かラジオでか情報をキャッチしたんだ....."あの"アラン・トゥーサンが来日公演するって事をね。

 場所は確か青山にあった青山CAYっていうハコだったと思う。

 このハコは今でもあるんだろうか?

 ここは結構時間が掛かるんだよね、松戸からは.....

 あの頃はまだ南青山に伝説的レコード・ショップ=パイドパイパーがあったので時々は青山に通っていたんだ。


 昨今のスーパースター達によって繰り広げられるドーム饗宴とは違い、言ってみればビルボード○○やブルーノート○○のような感じの広さのハコで直ぐそこで演奏し唄っている"ライヴ"な感じのハコでね。

 その半年~1年前(=大学4回生の終盤)という直近に我が日本が誇るブラック・ミュージックのリイシュー・レーベル P-Vineから大量にリイシューされたニュー・オーリンズ R&Bやファンクを貪るように聴いていた当時の僕にしてみれば実にタイムリーな話だったんだよね。


 彼は、50sに最新のサウンドとトレンドの中心地であったニューオーリンズに代わり1964年のビートルズのアメリカ征服以来、インクリッシュ・アクセントと長髪、小規模なギター・バンドが世界を席巻していた(=ホーン・セクションが入る大人数のニュー・オーリンズR&Bはヒットしにくくなった)中、芳醇なニューオーリンズの伝統を受け継ぎ、メンフィスのスタックス辺りのサザン・ソウルと交差し、シンコペーションを効かせたファンキーなタッチを全面に押し出し70sに繋がる新しいファンクを創造したソングライター、ピアニスト、そしてプロデューサーとして60sから70sに相当数のヒットをモノにした天才だった。

 そして70sには白人ロッカーを中心として相次いだ「ニュー・オーリンズ詣で」の中心人物でもあった。

 彼のスタジオはシー・セイント・スタジオし呼ばれていた。

 そこを訪れてレコーディングしたミュージシュンはかなりのモノだった。

 例えばポール・マッカートニーのウィングス時代の傑作= "Venus And Mars"やロバート・パーマーのデビュー・アルバム(このアルバムはミーターズにローウゥル・ジョージが乗っかったという夢のようなバンドがバックアップしたいたね)、ドクター・ジョンのファンキーな名作="In The Right Place"(これもバックはミーターズ)、イギリスのフランキー・ミラーの渋いホワイト・ソウル="High Life"、アルバート・キングの"New Orleans Heat"、James Cottonの"High Energy"なんか有名だ。

 それとザ・バンドのライヴ盤"Rock Of Ages"収録の'Life Is A Carnival'のホーン・アレンジなんかも有名だったね。

 そして忘れられない歴史的名盤リー・ドーシーの"Yes We Can"(このアルバムを聴きこんでリトル・フィートはあんなファンキー路線になったと思われる)と自身の"Life, Love And Faith"や"Southern Nights"といった傑作ソロ作も素晴らしかったね。

 僕は幸いな事に、仕事が終わり次第急いで松戸から青山に駆け付けたお陰でこの目でしっかりと見れたんだ。

 それはピアノ弾き語りスタイルのステージであった故、彼のあの歴史が詰まったピアノのサウンドを全身に浴びる事が出来てね。


 そんな彼がつい数日前に逝ってしまったね。

 これでまた一つの歴史が失われてしまった。


 彼のソウル系の仕事の芸術的ピークは60s半ば~70年位だったと思う。

 そんな中で僕が大好きなのは1966年の有名なヒット曲であり、ヒップホップのサンプリング・ネタとしても有名なこの曲(↓)を紹介しておこう。



Lee Dorsey - 'Get Out Of My Life Woman'


 この曲のイントロのドラム・ブレイクは相当にサンプリングされたよね。

 又、ジョン・レノンも'Bulldog'で「サンプリング」していたよね?

 分かる人は気付いていたという話なんだけど.....

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