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音を作る事

2016-03-11 (Fri) | 20:08

 昨年末から怒涛の仕事ラッシュが続いています。

 連日のような鹿児島への営業と、長崎県の3市町へのプレゼンテーション資料作成と講演に疲れ果てていてね。

 でも、少しの時間を見つけて新作アルバムのレコーディングは精力的に続けているところでね。

 そんな中、変わらず読書も続けているのだけど、最近、久しぶりに面白い本を読破したんだ。

 それはこの本(↓)なんだ。


サウンド・マン
"サウンド・マン" (グリン・ジョンズ著)


 そう、音楽に関係してる人なら知らってないとウソになるような有名なイギリスのプロデューサー。

 僕にしてみると、どちらかといえばプロデューサーというよりエンジニアっていう感覚の人なんだよね。

 先日亡くなったビートルズのプロデューサー=ジョージ・マーチンが世界一有名なプロデューサーとすれば、間違いなく2~3番手辺りに位置する人だよね。

 60s後半辺りから台頭してきた歪みを生かしたハードなロック・サウンドをホットなままテープに収める事が得意な人でね。

 その辺りは同時期のジミ・ヘンドリクスの音を作っていたエディ・クレイマーと双璧だね。

 この人、有名なのは、勿論ローリング・ストーンズのサイケデリック時代から"ブラック&ブルー"辺り迄の70sの音を作っていた事だけど、僕にとって一番なのは、"What's Going On"と並ぶ生涯最も聴いてきた特大フェイヴァリット・アルバム=ザ・フーの歴史的名盤"Who's Next"の音を作ったという事なんだ。

 あと、未発表アルバムになったけど、ビートルズの"Get Back"(後にフィル・スペクターが"Let It Be"に作り直したアルバム)も彼が作った音だったんだよね。

 僕はスペクターの仕事をそれなりに評価するスタンスなんだけど、当のビートルズ自身が立てた元々の"Get Back"(≒"Let It Be")のコンセプト-----オーヴァー・タヴィングを排除し、スタジオのテクノロジーも極力排除した一発録り的な生身のビートルズを刻んだレコード-----に忠実な「ビッグなバンドの素の姿・演奏」をまとめた彼の"Get Back"も好きなんだ。

 とは言っても、"Get Back"は未発表アルバムだから普通に聴く事はかなわないアルバムなんだ。(ご想像の通り、僕はブートレグで聴いた)


 あと、レッド・ツェッペリンの1stも有名。

 僕的には初期のスティーヴ・ミラー・バンドの音も大好き。

 僕はあまり関心が無いイーグルスの最初の2枚のアルバムも彼の仕事。

 結局の処、ブリティシュ・ロックがシーンをリードし始めた頃に世界中に影響を与えた音を生み出したのは、ビートルズの革新的な音を作っていたエンジニア=ジェフ・エメリック、上記のエディ・クレイマー、そしてこの人グリン・ジョンズの3人だったという結論に辿り着く。

 ジェフの場合は言うまでもなく、中期ビートルズの「あの音」を作ったワケで、エディ・クレイマーもヘンドリクスのハード、且つ、サイケデリックな音を作った。

 エンジニアとしての僕はその2人により影響されている。

 グリン・ジョンズの場合は、それ程スタジオのテクノロジーによる音の変質やエフェクト処理に軸足を置いた音ではないんだよね。

 寧ろ、いいプレイヤーのいいパフォーマンスをそのままテープに収める事に秀でた人だね。

 故に、ミキサーでボリュームとパンニング(=各楽器の左右の位置取り)を決めればほぼミックスは終わるようなモノだったように思える。


 ジェフ・エメリックの自伝も凄く面白かったけど、この本もジェフの自伝に比べやや薄味ではあるが、きちんとした見識を持つ音楽関係者であるなら必読の本だと言えよう。

 あとは、エディ・クレイマーの本が出版されれば言う事なしだな。

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